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2023/04/12

校長あいさつ

| by 北海道札幌聾学校WEB管理者
ごあいさつ
 北海道札幌聾学校長 四木 定宏 

 北海道札幌聾学校のホームページをご覧いただきありがとうございます。
 北海道庁などがある札幌市中心部から北に約3キロ、北海道大学の北側の閑静な文教地区に本校はあります。今年度で創立から74年目を迎え、これまでの長い歴史の中で、同窓会や地域の皆様に支えられながら聴覚障がい教育に取り組み、多方面で活躍できる人材を、多数、社会に送り出してきました。
 本校は学校教育目標として、目指す子ども像に「心豊かに伝え合う子、たくましい子、進んで学ぶ子」を、目指す学校像に「子どもが通いたくなる学校、保護者が通わせたくなる学校、地域の方々が寄りたくなる学校」を設け、更に本年度の重点を定めて、子ども主体の教育に取り組んでいます。また、本校は、本人や保護者の教育的ニーズに基づいて、聴覚口話+手話付きスピーチクラスと、二言語(日本手話)クラスを設けて教育を行っています。今年度も、子どもたちが将来の社会的自立に必要となる資質や能力を獲得できるよう、聴覚活用、発音・発語、文字や指文字、手話などのコミュニケーションにおける多様な方法を用いて、個々の子どもの良さや学び方の特徴に応じて、教科等の学習や言語に関する学習の充実を図っていきます。
 本校には幼稚部、小学部、中学部の他に、乳幼児相談室を設置(北海道聴覚障害乳幼児療育事業)して、聴覚障がいのある乳幼児の療育や保護者支援に取り組んでいます。更に聴覚障がい教育のセンター的機能として、地域の保育所や発達支援センター、学校等に特別支援教育コーディネーターを派遣したり、聴覚障がいのある子どもの相談支援に取り組んだりしています。
 今年度、本校では、幼稚部3歳児7名、小学部1年生3名、中学部1年生3名の計13名の新入生と、1名の転校生を迎えて、62名の子どもたちが学びます。迎える教職員は、校長、教頭2名、教員40名、寄宿舎指導員8名、養護教諭、栄養教諭、事務長他4名の事務職員、給食調理員2名の計60名の常勤職員と、専門支援員2名、非常勤看護師3名の他、学校医など12名の非常勤職員を加えて、総勢77名で、安心で安全な学びの場を保証しつつ、62名の個性豊かな子どもたちが様々なことにチャレンジし、良さが輝き、一回りも二回りも成長できるように、教育に邁進したいと思います。
 本校は今年度、コミュニティー・スクールとなります。学校と家庭、地域がそれぞれの立場で役割を担いながら、地域と共に取り組む学校づくりを進めていきたいと思いますので、皆様には本校及び子どもたちへの一層のご支援とご協力をお願い申し上げます。

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